城東電軌

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遠鉄の相々傘

相々傘って言っても、そんな可愛らしいもんとか微笑ましいもんじゃありません。

そうです、遠鉄のホームに昔からあった上屋の事です。
近年の設備更新で、昔ながらのホーム上屋がどこにも無い(❢)事に、先日改めて気がつきました。
再度各駅を見まわしてみると・・・・・・
辛うじて積志駅にそのスタイルを残している(まだ新しそう)上屋が有るのみでした。
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島式ホームに一本足の柱。そしてYの字の梁と屋根。
これぞ遠鉄スタイル♪
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昔あった相々傘はレールで組んで有ったんだよね。
そしてホームの延長に合わせて伸ばした屋根の部分は鉄骨で・・・・・
でもこれは全て鉄骨製。
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屋根の角度も少し浅目ですが、伝統的な遠鉄スタイルの上屋の最後の駅なんです。
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駅の周りは線路沿いに古レールを使った柵のある路地が。
以前の助信や八幡辺りの雰囲気がちょっと思い出させるかも。

そう言えば純正(?)の遠鉄スタイルのホーム上屋が最後まで残ったのは何処だろう?
ひょっとして岩水寺かもしれない。
ファイルを漁ってみると、小林と岩水寺で撮った写真が有りました。
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こちらは小林駅。
延長部分はやはり鉄骨で組んで有りますが、スタイルは伝統の相々傘スタイル。
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屋根の勾配が深いのが判りますか?
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中間部がオリジナル。レールで組まれています。
でも芯になる柱が無く、独特の組み方です。他の駅でも駅によって組み方が区々だったようです。

参考までに助信の写真を・・・・
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そしてお次は岩水寺駅です。
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静かな佇まいとローカルっぽさが私好みの駅です。
やはり延長部は鉄骨組です。よく見るとホームの延長部分も判りやすいです。
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左側にはかつての貨物ホームが。
雨どいの位置が良く判りますね。
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オリジナルの部分です。
小林とは小屋組が異なるのが判りますか?
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所で、この上屋に使われているレールですが、ドイツ製のレールだそうです。
一説によると大日本軌道時代に使われていたレールであるとか。

大平川の堤から上がった木材を牽いたへっついが、竹林の向こうから坂を下りてくる・・・・・
天竜川には帆掛け舟や筏が浮かび、人足たちで鹿島や二俣の街は今日も灯りが消えること無く灯っている・・・・
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そんな古の光景が目に浮かんできます。
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by kitoudenki | 2013-04-20 21:52 |