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鰻の香りはしないけれど・・・行ってきました軽便ウォーク番外編IN浅羽近藤記念館

いきなり軽便ウォークの番外編です。
静波―神戸の軽便ウォークの帰りに、先日浅羽にオープンしたばかりの近藤記念館に行ってまいりました。そうです、その構想段階から駿遠線の車両を復元するとう事で話題になっていたあの記念館にです。
先月の袋井の講演会の帰りに寄った時にはまだ車両は非公開でしたが、今回はちゃんと見る事が出来ましたのでレポしたいと思います。(注: ネコは出てきません)
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記念館の前庭にその復元機関車は有りました。
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そう、静鉄駿遠線の前身会社の一つである中遠鉄道で働いたバグナル製2号機です。
スタイルとしては輸入時のサドルタンクからサイドタンクへ、キャブもクローズド、煙突もチムニーキャップの上に延長し火の粉止めを付けたスタイルになっています。
丁度エノケンの映画に出ていた頃の設定でしょうか。
金田先生の名著『バグナルズの機関車』による諸元表と写真と比べても、よくぞここまで復元したなと思います。主要数値については全て合致していました。
スタイルも結構かっこいです。
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下回りは結構凝ってますね。
バルブギヤ―はほぼちゃんと復元してありました。ラジアスロッドのガイドが変な風になっている(これじゃあロッドが動かない❢)事やクロスヘッドにオイルポットが無かったり、動輪にバランスウェイトが付いていなくっても気にしない♪
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動輪もテーパーこそ省略してありますけど、フランジは良い感じの面が取ってありました。
キャブは子供たちの安全も考えて透明のアクリルで作られています。(防犯と言う意味かな?)でもなぜか後部妻板のみ作られておらず、オープンキャブ仕様です。
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遠目で見ると完全オープンキャブで東南アジアの製糖工場のカマみたいです。(ちょっと食指が動きます)
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正面窓は稲穂のデザインで、此処らは完全に制作者の遊びと言うか(良い意味で)センスですね~♪
スチームドームが良く目立ってカッコいいですね。模型みたいでいいなぁ~
でもなぜか安全弁が天井に抜けていません。
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汽笛のひもを引くと可愛い音で汽笛が鳴ります。天井に小さなスピーカーがセットしてありました。
キャブ内の配管は子供たちの安全を考えて、大幅にディフォルメしてあります。
当然炭庫のふたや取り出し口も作ってありません。
でも火室の形状だけは(キャブの前方、外に出ている部分。もう少し大きなRが付いていなかったかな?)直してほしかったかな。
それとブレーキハンドルですが、原型はこの手のスクリュータイプでしょうけど、改造後は分銅付きのレバーを倒すタイプで、後部妻板内側についていたと思います。
此処が気になりますね~
前記の金田先生の本にある中遠鉄道3号機の写真にもその辺りが見てとれます。
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機関車の横には小さなホームと給水塔。そして何故か両腕腕木式信号機が2個・・・・・
近くにはこれまた新しく作られた転轍機テコ。それも大きい奴。
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軽便用だったらもっと小さいのに・・・・・(大きい奴だったらわざわざ作らなくても本物を持ってこればいいのにね)
でも雰囲気は良いな~
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そんな訳で言いたい事を色々書いちゃいましたが、学芸員の方が謙遜なさるほどの大きなエラーが有るとも思えず、私としては十分に楽しめる復元車両かなと思います。
(制作者のセンスが反映されていて、此処に書いた以外にも見つけるとニンマリしてしまう様な所が有りました
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駿遠線に所縁のある車両でもあるし、リベットの数1本でも許さない❢と言うコテコテのマニアでもない限り十分当時を体感できる車両だと思いました。
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by kitoudenki | 2011-12-04 00:54 | 鉄・駿遠線