城東電軌

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魔境?パラダイス?・軽便ウォークに行ってきました3

夢のような光景はやがて終りの時を迎えます。
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正面にブッシュと国道の喧騒が三度現れてきました。
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この先の区間、軌道敷きは国道の用地に素直の取りこまれてしまっています。それも珍しくほぼ国道の中央部あたりです。
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500mくらい進んだでしょうか。やがて左手に浜岡病院へ向かう交差点が見えてきました。角にはコンビニとガソリンスタンドが有ります。
此処から又大きく軌道敷きは国道から逸れて行きます。
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右へ大きくカーブし、国道用地から外れた所で少し進むと猛烈な藪に突き当ります。(写真の反対、背面方向)
さすがにこれでは進めません。仕方なく国道に戻って次の信号まで進むことに。
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軌道敷きはと言うと、先ほど突き当った藪から左カーブに向きを変え、この先の会社の駐車場へと入っていくことになります。(この区間猛烈な藪。進入不可能)
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軌道敷きは、交差点横の会社の駐車場を横切り、丁度交差点をクロスする形で国道を横断し、正面の松林へと入っていきます。
松林の向こうに屋根が見えますか?
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その家の横には50mくらいの軌道敷きが道路として残っています。床盤高こそ当時とは異なっていますが、現役道として役割を果たしていました。
さあ、此処からがいよいよ当区間一の魔境。
魔境が魔境である所以を、皆さんにお見せできる所までやっと辿り着くことが出来ました。(ホッ・・・・って前回も盛り上げてなかった?)
一度カーショップの敷地で分断されてしまいますが、その裏から藪となって軌道敷きは続いています。
さて、意を決して藪漕ぎ藪漕ぎ・・・・・・
意外と中は歩きやすい状況でした。
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暫く行くとこんな物が現れました。ホーム?擁壁(ようへき)?長さにして15mくらいありました。
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壁面に勾配がついている所を見ると重力式擁壁のようですが、高さからいっても擁壁を作るような所でもないし。
軽便廃止後の軌道敷きは農道として使用されていた時期もあったので、その遺構でしょうか。
謎が残ります。
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この辺りからだんだん竹の繁り具合が密になり、歩くのも困難になってきました。

おや?なんだあれは❢
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なんとそこには陸軍の用地杭が転がっているではありませんか。
此処はかつて陸軍の遠江射場の用地で有りました。そして駿遠線もその軍用専用線を改修して使用したという経緯が有ります。
その史実を物語る貴重な遺構であると言えるのではないでしょうか。
この先でいよいよ藪の密集具合(バラまで生えています。今日の装備ではちょっとムリ)が酷くなり、一度国道にリカバリーです。
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この先に水路を横断する個所が有るので、そこまでの約100m(この距離がちょっと悔しい)国道を歩き再び軌道敷きのある藪へと戻りました。
国道から10mも離れていないその場所にその水路は有りました。
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国道から見れば本当に見過ごしてしまう様な軌道敷きですが、国道の法面を降りるとしっかりとした築堤と道床が真っ直ぐに続いている事が判ります。
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そして水路を横断する部分には、なんと軽便の橋台もしっかりと形を残していました。
水路自体は軽便の廃止後に改修されているのですが、橋台がそのまま残っていた事にちょっと感動してしまいました。
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あれ、その隣に何やら古いコンクリートの塊がありますよ。
水路の反対側にもコンクリートで固めた石垣が・・・・・
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軽便の橋台よりも古いその構築物は、位置関係、形状からしてどうやら橋台のように見えます。そうだ、もしかして❢

此処からは全くの推測なのですが、これは旧陸軍時代の専用線の遺構ではないのでしょうか。
旧軍時代にはもっと規格に低い設備であったという事は周知の事実であり、それを営業線に転用するに当たり改修ではなく破棄・新設したと考えられるのではないでしょうか。

興奮冷めやらぬ気持ちをニヤケ顔丸出しに、先生と2人歩を進めました。
やがて藪を抜け、目の前に『椿』という喫茶店が現れました。
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此処まで来たら浜岡駅はすぐそこです。
150号線浜岡インターを降り、側道を歩けば目の前に浜岡駅が見えてきました。
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当時からある植え込みの緑が目にまぶしいです。国道の喧騒がまるで嘘のようなこの空間、
今回のゴールの感慨に耽るには丁度良いシチュエーションだったかもしれません。
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by kitoudenki | 2011-05-02 21:00 | 鉄・駿遠線