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城東電軌

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天候不順もなんのその・軽便ウォークに行ってきました1

4月になっても何かすっきりしない天気が続いていますね。そんな中、阿形先生と一緒に静鉄駿遠線探索に行ってまいりました。今回の探索区間は浜岡―相良間です。
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幸い探索当日は絶好の探索日和。
前日の強風から一転、日ごろの行いが良いからかな?(誰の?)
スタート地点は御前崎市役所です。こちらの南に八千代公園があります。そしてその南に国道150号線の側道が有ります。そう、公園の横の側道部分が浜岡駅の跡なのです。
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心持側溝部分が広がっていますが、そこが敷地の境のようです。そしてその南側、現在の国道部分は砂丘だったようです。
駅までは静鉄のバスが来ていましたが、駅の東側にある細い路地がかつての駅前通りだったそうで、バスもそこを通っていたそうです。
さあ、それでは線路跡をたどっていきましょう。
駅を出るとすぐに線路跡は国道に取り込まれてしまいます。よって、しばらくは国道をそのまま進みます。
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約2~300mも進みましたか、最初の交差点(マクドナルドのある所です)から線路跡は再び現れます。
交差点の角から東北東に、住宅とタクシー会社が現れます。そこの境界が線路敷きになる事を先生から教えていただきました。そして右へカーブして国道の南へ抜けるという事を。
なるほどと思い、東を望んでみると・・・・・・
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あれ?
本屋とラーメン屋の駐車場にある暗渠が、おかしな線形を描いていませんか?
これはもしかして・・・・・・
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そうです、この暗渠が鉄道用地をトレースしていたのです。(帰りに図書館で地形図を確認してきました)意外なところで線路敷きが特定できました。
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国道を南に抜けた線路敷きは、新野川を国道の南側で渡ります。
さすがに当時の橋は(RC橋でした)痕跡もありません。すでに皆さんお気づきかもしれませんが、軽便は砂丘を回避しながら敷設していたため、結構カーブが多かったのです。従って素直に国道に取り込まれた所ばかりではなく、(後日別のレポートをしたいと思います)国道から外れた部分も多いのです。
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橋を渡ると左へ(北へ)カーブし桜ヶ池駅へと上る築堤へと入っていきます。(ここで150号線ともお別れです)

そこで道を歩いているとおばあさんがエンドウ豆を採っていました。

こんにちわ~
こんちわ。今日はぬくといね。あんたらどこいくだ。相良まで行くだけーが。歩いてくだ。そりゃでがあるずらよ。なんしにいくだ。軽便の跡を歩いてるだに。
ふーん、そうかね。にーちゃん、エンドウ持ってくけ。いっぱいとれたでありがとね。だけーが、いまっからあるかにゃいかんで、またかえりもらえーくるで。そんときでもいいら。そんならふくろーいれておいといてやるでもってきー。またよんないや。ありがとね。

沿線ではそんなやり取りをしながら歩を進めます。

そんな訳で今は崩されてしまいましたが,桜ヶ池駅付近まで続く築堤はご覧のようにその痕跡を正面に見える鳥居付近まで残しています。

因みのこの築堤を作る土砂や砂は、地頭方以西を延長するときに発生した残土(おもに堀野新田―桜ヶ池間)を運んで使用したそうです。

鳥居が有る所は県道との立体交差でした。桁下が4m有ったそうですから、結構なこう配を登ってきた事になります。ちなみにこの鳥居は後に作られた物で、遠州7不思議の一つに数えられている『お櫃収め』で有名な桜ヶ池の参道に立っています。

ここでちょっと寄り道。この築堤の脇にこんな物が残っています。
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そう、陸軍の射場の境界杭です。ここが射場の敷地内であったという証拠が、戦後の今も当地には残っているわけです。掛川市の浜野にある砲台から射出された砲弾は、この辺りまで飛んできてたという事ですね。ひっそりとその石柱は今も佇んでいます。

さて、鳥居(この鳥居に宗教的な意味合いは無く、観光モニュメント的な物です)を過ぎるとそこから桜ヶ池駅までは完全に築堤は撤去されてしまい、現在はゲートボール場と畑になっています。
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かつて桜ヶ池駅が有ったころには、秋のお中日の祭礼には大いに賑わっていたそうです。ホームには2か所の階段が有り、通路を降りると広場が有りそこから桜ヶ池へ皆で歩いて行ったそうです。普段はほとんど利用者のいないひっそりとした駅だったようです。
by kitoudenki | 2010-04-25 11:34 | 鉄・駿遠線