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城東電軌

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秋の風に誘われて・軽便ウォークに行ってきました4

実は今回のウォークの記事を読んだ方から「位置関係がよくわからないんだけど・・・・」というご指摘をいただきました。確かに路線の変更などで、文章と前々回の駅付近の写真だけでは、分かりにくいかもしれません。
そこで、今回は補足説明として概略図を掲載したいと思います。
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判りますか?
前半は慶全寺前(藤枝本町の1駅大手より)を振り出しに新線を新藤枝まで来た訳です。
因みに赤線で示した所は区画整理で全く消滅してしまった区間で、現在では宅地となっています。
(従って今回は探索を割愛しております。)
それでは今回は旧旧線跡を旧旧新藤枝駅をスタートして大手駅を目指します!
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写真は現在のスルガ銀行の裏手辺りから南を向いたところになります。
実は旧新藤枝駅は写真の左にカーブしたところ、東に向いたところとなっています。しかし、スルガ銀行の裏手にもあったとの話もあります。
此処からは推測なのですが、そうすると大正2年の大手―藤枝間の開業時の駅がスルガ銀行の裏手の地点で、大正3年の大井川までの延伸時に旧新藤枝駅(写真の左手にカーブした地点)に移転したのでは?
と考えられますが如何でしょうか?
陸軍測量部の地形図でも閲覧できれば確認できるのですが、如何せん対象年度に計測してるかどうか・・・・
(1年しかありませんしね)
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それでは旧(旧)新藤枝を旧旧線跡(ややこしい!)を出発です。市街地を進むと程なく県道を渡ります。
そこが旧線との分岐地点になります。(写真はあくまでも推測地点です)
そしてここを過ぎると線路跡は完全に宅地と化してしまい、その痕跡は消滅してしまいます。
ところが面白いことに、住宅地図を見るとあら不思議♪
線路跡が境界として連続したラインとなっています。ね、面白いでしょ。
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線路跡は辿れませんが、当時の脇道だった所に青木駅がありました。写真の右手辺りになります。
当時は手前側が住宅で奥側は一面の田園でした。
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此処が国道1号線の踏み切り跡です。
正確に言うと此処に踏切を作らないために路線変更をしたので、此処に踏切は存在しなかったことになりますよね。
奥側のレストランの敷地が線路敷きの形でカーブしてます。良い感じです。
此処からは線形は見てとれるのですが、私有地などでその跡は歩けません。
しばし旧東海道を歩きます。因みに線路敷きはこの辺りから旧東海道の裏手に沿って走ることになります。
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当時の松並木も残る旧東海道を数百メートル歩きます。
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やっと線路跡に出てきました。線路跡らしい線路跡にやっと出てきたような気がします。
52年前に廃止になった線路跡が良い感じに残っています。
さあ、痕跡を探しながら歩を進めましょう。
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やがて志太駅に到着です。ホーム跡は全くの推測ですが、此処の踏切の手前の空き地が駅跡に間違いありません。
いよいよ志太を出ると上りこう配に差し掛かり瀬戸川堤防に駆け上がります。
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志太を過ぎた踏み切り跡から上りこう配は始まりますが、今では築堤が撤去されてその痕跡は見当たりません。普通の生活道路となっています。沿道には木工所でしょうか、加工材料が天日干しされていました。
機能美から来るこういう造形って見ていて楽しいですね。
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築堤が撤去された線路跡はこんな感じです。
大手よりの築堤でもそうですが、藤枝側の築堤でも瀬戸川への上りこう配は運転上苦労があったようです。
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沿線にはこんな味のある火の見やぐらや警防団詰所も見受けられます。
良い感じですね。
さあ、瀬戸川の堤防が正面に見えてきました。今朝、新線へ分かれた地点です。
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瀬戸川橋梁まで戻ってきました。今来た道を振り返ると堤防の下に今歩いてきた旧線跡が伸びています。
そして左手には今朝歩いてきた田沼街道の江戸道と、軽便の新線のスロープが見えます。

やっとこれで一回り、目指すゴールの大手駅まであと少しです。
此処から慶全寺前まではルートが重複しますので、慶山寺前からの様子を書きたいと思います。
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慶全寺を出るとほどなく線路跡は国道1号線に隣接する地点に到達します。
歩道橋から見るとこんな感じです。右手奥が藤枝側になります。こうなると昔を偲ぶ余地はありませんね・・・・
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同じ歩道橋の反対側を望みます。
するとそこに大手駅跡が望めます。
先日まで静鉄バスの営業所でしたが、今では商業施設となりその痕跡は完全に消え去ってしまいました。
かつては大手工場もあり車両製造も行っていた駅で下から、その敷地は広大でした。
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こうしてゴールの大手駅に到着しました。今回は前回の中遠鉄道区間と比べてその痕跡は少なかったですが、貴重な藤枝本町駅舎見学や旧旧新藤枝駅跡の位置特定など色々収穫があった探索でした。
阿形先生、またいろいろ教えてください。どうもありがとうございました。
by kitoudenki | 2009-11-29 11:02 | 鉄・駿遠線