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夏の伊勢路

少し前の事ですが、8月の大阪出張の際にいつもは近鉄の名阪特急を使うのですが、今回は所要が早く済んでしまい、さりとてどこかに乗りつぶしに行くには時間が半端・・・・
そんな訳で近鉄で伊勢まで行き、そこから名古屋へ戻る事としました。
まずは難波から伊勢行の時間を調べると、程なく発車の特急があることがわかりました。
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大急ぎでチケットと飲み物を支度してホームに駆け込みます。
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汗をぬぐいながら、流れゆく生駒の山並みを肴に冷たいものを頂きました。
鈴鹿山地を抜けて平野を抜けて、中川のデルタ線を過ぎればやがて目的地の伊勢市駅です。
あえて山田でなく伊勢市で降りるところが乙なところです。
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日が傾きかけたとはいえやはり夏の日は暑く、車外へ一歩出たとたんにまとわりつくような空気に汗が噴き出してきます。
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伊勢市駅の表へ出てみると、丁度そこには三重交通の神都線もどきバスがやってきました。
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駅の戻ると、先日廃止になったばかりの伊勢区の構内が、ガランと広がっていました。
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まだ少し日もあるようなので、少し足を延ばしてみましょうか?
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車窓に五十鈴川に掛かる神都線橋梁跡を眺めながら、松下駅までやってきました。
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周りには数件の人家と休耕田の広がる、何もない無人駅です。
近くには伊勢でよく見かける真珠漬の看板広告。
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さっき見送った『伊勢』が鳥羽から戻ってくるまでの間、この小さな田舎の駅で、沈みゆく夕日を楽しむとしましょう。
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by kitoudenki | 2016-09-10 23:38 | 鉄な旅 | Comments(0)

信貴山に夢の跡を求めて・いざゆかん、信貴山急行高安山駅

それはやけに雨の多く蒸し暑いこの夏の事、近鉄の鋼索線の一つである西信貴鋼索線を訪ねてまいりました。
大阪線の河内山本を降りると、そこには2両編成の信貴線の電車が止まっていました。
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乗り込むとすぐに発車となり、急カーブを左へ曲がるとやがて線路は上り勾配となり、終点目指して電車は信貴山麓を駆け上がって行きます。
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勾配を上がり切った僅かな水平地点が、終点の信貴山口でした。
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木造ドーム屋根のある風格ある駅です。そこから直角に交わるように西信貴鋼索線ホームが伸びています
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そこに止まっている車両の先には小さな貨車が連結されていました。荷台には小さなオイルタンクが。プーリーへの塗布用でしょうか?
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その先には貨車への荷降ろし用と思しきジブクレーンが見えます。
やがて発車時間となり、ケーブルカーは音もなく走り始めました。
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しばらく進むと踏切が見えました。ここは生駒線と同じく、全国的にも珍しいケーブルカーの踏切が見られる路線なのです。
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勾配が変わり桟を通る頃には、前方に交換所が見えてきます。
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交換所を過ぎトンネルを通ると、また一段と勾配が変化します。
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やがて山上駅である高安山駅が見えてきました。
こちらの駅は、山下と違いホームも狭く勾配も大きくとられています。
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到着したホームの横には給油のためのホースが伸びており、到着後は先程の貨車のタンクにホースが繋がれていました。
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屋根の外側には貨車が1両置かれており、レールに乗せるための天井クレーン設備と共に興味深く観察しました。貨車には銘板も付いており、コニ7という形式が確認できました。
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外に出るとそこには今回の目的である信貴山急行電鉄山上線のホームが有りました。
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ホーム上には案内看板も設置され、今やこの遺構が如何に有名物件であるかが伺えます。
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車庫跡にも行ってみました。しかしすっかり整地され、跡形もその遺構は確認できませんでした。
さあ、目的の物も見れましたので、そろそろ山を降りる事にしましよう。
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駅にて発車を待っているとみるみる黒雲が広がり出し大雨が降りだしました。
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山を降りるケーブルカーは、雨の中を進みます。期待していた眺望は楽しめませんでした。
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再び信貴線に乗り河内山本まで戻ってきました。さあ、これから今夜のお宿に向かいましょう。
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振り向けば信貴山口へと戻って行く電車が、丁度視界から消えてゆくところでした。
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by kitoudenki | 2015-09-08 21:35 | 鉄な旅 | Comments(0)