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福島交通軌道線の面影

先日の事、取材を兼ねて福島交通軌道線の保存車とその沿線を訪ねてまいりました。
行きがけの駄賃とばかりに白棚線に寄り道をしたりとした所、郡山に未だテルハが残っていることを知りました。(今更ながら)
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よく見ればガーターはPATENT SHAFT AXLETRE CO ltd の1900年製。
イギリス製のこれとは、どこかの橋梁の転用でしょうか?
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そんな発見をしながらの福島入りでした。
福島では路面電車を偲ぶ会の方にもお話を伺うことが出来、先日修復された保存車を十分に取材することが出来ました。これで1114号の製品化も大きく前進しそうです。
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取材の後は沿線の遺構を数か所巡ってみました。
福島交通と言えばここ、此処に来ずして何を語らんや!
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そう、長岡分岐点です。古の写真で見た通り、よくぞこの場所にデルタ線が、貨物電車や貨車が・・・・
想像以上に小さな交差点でした。
続いて国道をオーバーするスロープに残る架線柱、そして阿武隈川橋梁。
馬面電車が走っていた当時の面影が、色濃く残る場所でした。
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掛田線の終点、掛田駅にはいまだに駅舎が有人で残っていることは、皆さん多分ご存知かと思います。バス停の名前も掛田駅前という素敵な名前を未だ堅持しているこの路線、此処も行かない訳にはいきません。
電車時代には電圧降下が激しく、柱田の坂を上る電車も大分スピードも落ち室内灯も暗くなったといいます。(変電所は車庫前にしかなく、掛田辺りでは400Vくらいまで電圧降下していたようです)
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駅は当時の敷地にそのままに建っていました。
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ホーム側には電車時代のベルも残り(流石に使用はされていません)、当時の佇まいがそのまま残っていました。
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出札窓口もそのまま使用されています。記念にバスの切符でもと思ったのですが、現在は乗車券類の発売はしていないとの事。残念でした。
駅の敷地内には軌道開通記念碑が残っています。
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立派な石碑で、当時の軌道に対する思いが伝わってくるようです。

こうして軌道線の取材を終えて帰途に就いたのでした。
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by kitoudenki | 2016-08-06 23:01 | 鉄な旅 | Comments(2)