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城東電軌

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森の中に

遠鉄奥山線。
三方が原から金指に下る途中にある小さな駅。現役時代には誰も乗降しなかった小さな駅。
しかし、その風情が多くの人を惹きつけてやまない駅であったといいます。
そんな駅の場所は今どうなっているのだろう?
思いに駆られて現地を訪ねたのは、日差しが強い5月の晴れた日のことでした。

谷に向かう前に、岡地駅跡を訪問します。
天浜線の線路傍には黄色い花が咲き誇り。
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その横には、奥山線の道床跡と岡地駅のホームが白っぽい埃をかぶっていました。
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谷駅付近から下り方向に向かうと、かつての谷間の農地は住宅団地へと姿を変えています。
軌道敷きは遊歩道として整備されたこともあったのですが、現在は手入れもされることも無く荒れたままになっています。
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辛うじて散策できる区間もありましたので、そこを谷駅に向かい歩いてみました。
やがて路肩に電柱の痕跡が。

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しばらく歩くと水音も聞こえてきました。築堤の下を暗渠で水路が潜っているようです。
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この先はいよいよ藪が深くなり進行を断念。現道に戻り谷駅の位置に向かいます。
谷駅前にあった有名な水車小屋は、今や変電所の敷地に飲み込まれています。
そして谷駅があったのは、この高圧鉄塔の辺りだと思われます。
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変電所造成の際に、地形は大きく変わってしまいましたが、左奥には旧道が残っており辛うじて昔をしのぶこともできました。
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高圧鉄塔の背面には、三方が原から下りてくる旧道があるはずです。
しかしそれも今や廃道で、原の上は土建屋の土場となり、下りてくる道も高圧鉄塔の建設で削り取られてしまっているようです。
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今こうして旧道から線路敷き跡を見ていると、遠くの森にあずき色の車体が見えたような気がしてなりませんでした。


追記 : 記事中、橋梁の位置を間違えておりましたので訂正いたしました。暗渠部分は鉄道時代から暗渠だったようです。
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by kitoudenki | 2014-05-30 22:54 | | Comments(0)

男ってやつぁ

男ってやつはめんどくさい生き物で、何かとカッコつけたり粋を気取ってみたがるもんでして。
例えば山本屋の味噌煮込みうどんは土鍋の蓋に採って食べてみたり、時には蕎麦食いを気取ってみたくなったり。
蕎麦屋で蕎麦を粋に食べてるのを見ると、これが実にカッコいいんだな。
箸でつまんで尻にちょっと汁をつけて、すっとすする。(噛んじゃイケナイ。飲むんだな。)
ネギやワサビも汁につけずに、箸に乗せて蕎麦と一緒にすする。
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あたしゃこれをやって、蕎麦をすすったつもりでわさびだけ喉に入ったことがあってねぇ~

ホント、男ってやつぁ・・・・
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by kitoudenki | 2014-05-28 19:50 | 日々の出来事 | Comments(2)

新製品を開発中です

只今新製品を開発中です。
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試作パーツが上がってきましたので仮組みしてみました。
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Ⅰ/87  6.5mm ニチユ4tバテロコです。
仮組みなんで、パーツの合わせ目は擦り合わせをしてません。
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何点か問題もあるので、これから修正をかけていきます。
7月のJNMAを目標に只今奮闘中です!
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by kitoudenki | 2014-05-18 20:55 | 模型 | Comments(3)

冷凍ミカン

昨日は暑かったですね。
でもカラッとしていて、そんな嫌な暑さじゃなかったけど。
初夏らしく気持ちはよかったです。

こんな時期に思い出すのは冷凍ミカン。
駅のホームのキオスクで売っている(売っていた?)、あの冷凍ミカンです。
子供のころ、静岡駅のホームで幾度となく買ってもらった覚えがあるんですけど、今でも売っているのかな?
冷凍パインなんていうのもあったっけな・・・・・
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そう思ってホームのキオスクをのぞいてみると、冷凍ケースには普通のアイスばかり・・・・
ホーム下通路のキオスクには冷凍ケース自体も無く・・・・
あれは季節商品なのかそれとも販売自体がもうないのか、窓の開くクロスシートの電車に乗ってもう一度冷凍ミカンが食べてみたいなぁ~
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by kitoudenki | 2014-05-17 11:33 | 日々の出来事 | Comments(8)

鉄学の道に参加して

去る日曜日、藤枝市郷土博物館で開催中の企画展、『新幹線を生んだまち藤枝』に関連するイベントで、藤枝鉄道遺産巡りというガイドウォークに参加してまいりました。
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題して『鉄学の道』。案内をしてくださるのはNPO法人 SACLABOの山内さん。
藤枝おんぱくの一環のイベントでもあるようです。
郷土博物館で集合した一行は、車内で手渡されたリーフレットを基にして、目的地に着くまでの間に今回のツアーについて解説を受けました。
曰く、新幹線技術を確立する基礎データを採取するため、金谷―藤枝間において行われた高速度試験であるが、151系、クモヤ93共にレコード地点は共に藤枝である。
そして、第3線として建設された試験線もここ藤枝であること。
藤枝の町こそが現在の新幹線技術のふるさとである、要約するとそんなところでしょうか?
こちらのブログにいらっしゃるみなさんでしたら、そこら辺の事はよくご存知かと思いますので、あまり細かく突っ込まないでくださいね。
さあ、バスは旧東海道を走り一里塚までやってまいりました。
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この辺りは以前は何もない処で、車窓からは延々と並走する東海道の松並木が眺められましたが、今では住宅も立て込んできました。
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現在の一里山踏切はご覧のように2線しかありませんが、昭和57年ころまでは3線共に残っていました。
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現在の上り線が第3線と言われた試験線で、路盤構造も数種類に分けて作られているそうです。有名なところではPC枕木の実用試験、コンパウンドカテナリーの採用試験なども鴨宮に向けてこちらで試験を行っています。
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なによりも、この区間でクモヤ93による当時の狭軌最高速度175km/hが記録されたのです。(昭和35年)
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今はのんびりとしたこの踏切ですが、かつては国内最高水準の技術が集結した場所でもあったわけです。
そんなノスタルジーに浸る一行の横を、ローカル211はのんびりと走ってゆきます。


お次は151系電車による最高速度地点、瀬戸踏切へとバスに乗って移動します。
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瀬戸踏切に立つ202kmキロポスト。
この地点で151系による当時のスピードレコード、163km/hが昭和34年に記録されました。当時の動画を見ると、砂塵を巻き上げて疾走すこだま型ボンネットがとても眩しく見えます。
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実はこの島田―藤枝間の試験線なのですが、試験地に選ばれた理由が直線であるというだけではないのです。それ以外に、上り方向に向かってなだらかな下り坂であるということ、本社や総研に行くのに、交通の便が比較的良いこと(関東に近いく優等列車が止まる駅が近い)と云うこともあったそうです。
お次は藤枝駅に場所を移します。
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すっかりきれいになった藤枝駅では、今度は1番線にある油庫を見学します。
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改札を入るとそこには新幹線開業50周年のポスターが。もうそんなに経つんだね。
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ホームに降りる階段からは、今では面影もない静鉄新藤枝駅跡が・・・
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ホームでは、今では珍しいレンガつくり建物を皆さん心行くまで堪能していました。
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明治22年、東海道線開業時の建物です。管内においては一番古いとされていますが、意地悪く言えば先般エントリーしました菊川駅の給水塔のなれの果ても東海道線開業時(明治22年)のものらしいですから、姿を変えてはいるけど価値としては・・・・・
(モルタルをはがせば下はレンガだよ~)
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油庫を堪能した後は、駅西にある地下道を見学です。
かつてはどの駅もそうでしたが貨物扱いが盛んで、ここ藤枝においても構内を横断する踏切を長時間止めてしまう貨物が日常でした。
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そしてそのための事故も少なからずあり、そのために地下道へと改築したと地元の方が解説をしてくださいました。
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小さな地下道ですが、その役割は大きかったのでしょうね。


最後は藤枝と云えば必ずこちら、駿遠線。
大手線の国1ガードから藤枝本町までの間を全員で歩きました。
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途中の駐車場にはレールで作った柵を発見。フランジが妙に薄そう。
輸入レール?
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刻印は見当たらなかったんで、ペンキに隠れているかもしれません。
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藤枝本町駅もだいぶくたびれてきましたね。
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ここで一通りの見学は終了。バスで博物館へと戻り、展示を自由見学となり解散となりました。
それでは展示を見てみましょう。
最近ちょっとこちらではブームなのでしょうか、記念撮影用のモックアップがロビーでお出迎えです。相変わらず良い色です。
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肝心の展示はと云うと・・・・
なんだかグッズの展示ばかりで、肝心の試験線や走行試験など、『新幹線を生んだまち…』というテーマの割に掘り下げが浅い気がします。
スピードだけでなく、それに関係した試験線から始まった技術を解説し、今の新幹線のどこに使われているとか・・・・
総研の資料を展示してあるのだから、その中身をコピーして解説してもいいし・・・・
メインテーマに関する展示が弱い気がします。

本物のこだまのヘッドサイン、20系時代の車番が展示してあったのには驚いた。よく鉄博が貸してくれたもんだな、と。

外には電動ライブの立山重工が。
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帰りは色々寄り道を。
あんな所やこんなとこ。
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人車やら構外測線、そして大阪セメント、近鉄、南海、京阪のそろい踏み。(京阪見える?)
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締めはこちら、堀之内軌道の佐栗谷トンネル。
先日清掃、調査が行われたとの事、夏草が茂る前にのぞいてみました。
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よく見ると中間部の素掘りの部分が確認できます。
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入口付近の腰に謎の文字が・・・・
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新緑の緑とレンガの赤と初夏の日差しの陰影が、古の道にコントラストを為していました。
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by kitoudenki | 2014-05-13 18:19 | | Comments(4)

さようなら、一宮市役所旧庁舎

織物の町、愛知県一宮。
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(↑国鉄旧一宮駅舎の例のアレ)
かつては繊維産業で栄えた一宮市の旧市役所庁舎が、新庁舎の完成に伴いこのほど解体されることになりました。
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昭和5年に一宮市役所本庁舎として竣工したこの建物、愛知県初の鉄筋コンクリート造市庁舎とのことでした。
角地にエントランスがある、いかにも市役所らしい端正なデザインです。
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ウイング状に配された建物は、後に裏手に別館が建てられたようです。

ファサード内側はご覧の通り、装飾もシンプルなデザインにまとまっているようです。
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玄関脇の様子です。
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柱には銅板細工がはめ込まれています。
桔梗?
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また一つ、街の顔が消えてゆきます。
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by kitoudenki | 2014-05-08 16:16 | 日々の出来事 | Comments(0)

草輕

On2 1/2 ペアーハンズの草輕デキが完成しました。
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とくに手を入れた所も無いですけど、DCC組み込みとヘッドライト点灯化くらいかな?
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窓やドアも開くし、お手軽に楽しめたキットでした。
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後は貨車が2両ほど塗装待ち。
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by kitoudenki | 2014-05-05 21:34 | 模型 | Comments(0)

汽車を待つ

早朝の山間のローカル線の駅。
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木造の跨線橋と長いホームが、この線区の中でもこの駅の規模を物語っています。
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本屋の横には信号小屋も。さすがに今では使われてはいませんが、ちゃんと手入れはされて保存がされていました。
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改札越しに見るホームの情景は,昭和の姿そのも・・・・・あれ?
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城東電軌 : もしも~し、そこで何してるんですか~
えにゃーる :およっ?見ての通り汽車を待ってるんだけど。
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こんなところで汽車を待ってるねこなんて見た事ありません。
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えにゃーる : なかなか汽車来ないね。底冷えするし。
城東電軌 : そりゃまだこんな時間だからね。
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ぽぉ~

どこかで汽笛が聞こえたような・・・

えにゃーる : あっ、汽車が来たかな♪
にゃー : 眠い・・・
にゃにゃー : ほかのお客さん居ないね。


山間の朝はこうして始まりました。
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by kitoudenki | 2014-05-04 10:27 | ジョリマンと仲間たち | Comments(3)

遠鉄キハ1803プロジェクト・いよいよ実を結ぶ

ざ~~~~
ちょっと爽やかとはいきませんが、それなりに過ごしやすいこの時期の12ケ滝。
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朝の空気の中にコイも静かに揺れていました。

えにゃーる : ごはんだ
城東電軌 : がんばっても届きません
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以前から記事にしてまいりました遠鉄キハ1803復元プロジェクトですが、いよいよ作業も佳境に差し掛かってまいりました。
そんな訳でこの連休前半は尾小屋の地へと赴いてまいりました。

現地での作業進捗は主だった修復は完了しており、今日は室内塗装とサボの製作が主な仕事となります

えにゃーる : ようかん・・・・・・
にゃー : チョコレート・・・・・
にゃにゃー : ザッハートルテ・・・・・
尾鉄通信 : おまえら!
3匹 : きゃ~
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主だったマスキングは済まされていますから、シート周りの片づけとマスクをして塗装の準備を整えます。
尾小屋時代は一面クリーム色でしたが、果たして遠鉄時代の塗装はどのように?
仕上がりがとても楽しみです。
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塗装班が作業を行っている間、私は正面行き先幕の文字マスキングです。
コピーした文字をマスキングテープの上に置いて、それを切り取っていくのですが、これがとても難しい。
尾鉄通信さんはスイスイと進めていくけど、あたしゃちっとも進みません。

えにゃーる : しょーがないな~、ちょっと代わってあげる。
城東電軌 : よし、後は任せた。
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えにゃーる : う~、やっぱやめた!

こーゆー仕事はねこにやらせるもんじゃありません。
さあ、いよいよ塗装が完成したようです。
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おお、素晴らしい。
尾鉄時代の塗装の下から出てきた塗装を参考に再現していますが、これは本当に美しいと思います。
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後は少々の小物の取り付けが残りますが、一連の復元作業はこれにて完了となります。
三方原の、そして奥山へ詣でる人たちを運んだ軽便の姿が今目の前に・・・・・
しばし時と冷たい雨を忘れて見入ってしまいました。

ごとんごとんごとん・・・・・・

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三方が原を駆け抜ける奥山線のキハ1803。
曳馬野で乗り換えなしの新浜松直通だ。

えにゃーる : 浜松動物園に行った後はどこ行こうか?
にゃー : 松菱の地下で松菱まんじゅうを焼く機械見てたい♪
にゃにゃー : まんじゅうも買う。それでゼリーの掬い放題もやる!
にゃー : あっ、大食堂でお子様ランチも。
えにゃーる : あんたたち、食べモノばっかりだねぇ~
車掌 : 次は元城~
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列車は広沢のトンネルを抜けて元城に滑り込んでゆきました。



皆さまにお願い

先般から記事にしておりますように、皆さまの御蔭をもちましてこのプロジェクトも形を整えつつあります。
しかし、9月のなかよし鉄道への運搬する基金がまだまだ足りない状況ではあります。
まだ日時はございますので、軽便を愛してやまない皆様のより一層のご協力を願えればと存じます。
詳しくはこちらを(→)尾鉄通信ご参照ください。
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by kitoudenki | 2014-05-02 15:23 | | Comments(2)

時彷徨いし森の静寂に

おや、あんた誰だい?

こんな処に人が来るなんて。

あれからどれだけ経ったんだろうな。

もう人の声なんて久しぶりに聞いたよ。

そうさの、前は随分騒がしくてな。大きな石を積んだ箱が、どどどどどと何遍も頭の上を踏んで行ったもんだったが、時々どどん、どどん、なんていう奴もいたな。

そのうち段々、頭の上を踏んでく奴も少なくなって、時々、どどん、どどん、てな奴が思い出したときにだけ通っていたな。

そして、雪の解ける頃には今度は誰も来なくなっていたよ。

あれからどれだけ経ったんだろうな。

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by kitoudenki | 2014-05-02 13:31 | | Comments(0)