城東電軌

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ナツ色の思い出

JR東海に残る数少ない国鉄型、キハ40系。
そんな彼らもいよいよ最後の時が近づいてきたといいます。高山線に続き、紀勢、伊勢もキハ25に置き換わろうとしているようです。
彼らを最後にもう一度、あの頃当たり前のように見られた風景を目に焼き付けておこうと、ある夏の一日、伊勢の小駅を訪ねました。
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名古屋から冷房の利いた快速『みえ』に揺られて降り立ったのは、紀勢線と伊勢線の分岐駅でもある多気駅です。ホームに降り立つと、むっとするような熱い空気が襲いかかります。
ふた昔前だったら、これに車両のエンジン熱がホームにまで襲いかかっていたのを思い出しました。低いホームにエンジンまで丸見えのクーラーもないあの時代・・・・
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『みえ』の去った駅の草蒸した側線には、キハ48の編成が留置されていました。
田圃をバックに夏の空の下、何とも懐かしい光景に思えてなりませんでした。
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こちらの駅は列車密度の低い路線とは言え、2線の分岐駅だけあってそれなりの列車がやってきます。
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紀勢線の到着列車を狙うべく、駅の外れの踏切まで歩いてゆきました。
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真夏の炎天下、この日の気温は優に30℃を超えており、ほんの少し歩いただけで汗が滴り落ちてきます。
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目星をつけていたポイントは草が生い茂っており期待外れでしたが、それでも夏らしい写真が撮れました。色こそJR色ですが、駅の外れに広がる光景と車両は若いころに歩いた線路際の光景を彷彿させてくれていました。
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再び駅に戻り発着列車を見送った後は、亀山行きに乗り込みます。
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窓際にはもはや定番のお飲み物が一つ。
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東海の車両は、下段窓の固定化、テーブルの撤去がされており、その点が大変残念です。
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途中松阪では30分近い停車時間が有り、そこで駅弁を仕入れて腹ごしらえとしました。
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青い夏空の下、広がる山野の風景、青いモケットの古いシート、2段窓(下段固定だけど)越しに見えるは御在所岳か、唸るエンジン音(換装されているけど)に耳を傾け回る扇風機の風に当たれば幸せな時間はあっという間に過ぎてゆきます。
そう、亀山に到着の車内放送が流れだしたのです。
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亀山に到着後、列車はヤードへと引き上げてゆきました。
かつてにぎやかだった亀山も今は閑散としています。
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折り返しの列車で、今度は一身田へとやってきました。乗車してきた48は旧気動車色でした。たとえ現実にあり得ない塗装だったとしても、やっぱりこの色を見るとホッとするのはそういう世代だからなんでしょうか?
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こちらの駅はなかなか趣のある駅です。ホーム上屋や駅舎の作りも風格が有ります。
駅舎正面は変に改装されてしまっていますが、ホーム側はよくオリジナルが残っています。
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駅前にはこんな建物も。
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駅周辺の取材を終えて、途中寄り道をしながら帰途につきました。
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暑い1日でしたが、国鉄型気動車やローカル線の駅の風情を感じる事の出来た1日でした。
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by kitoudenki | 2015-07-29 08:56 | 鉄な旅 | Comments(0)