城東電軌

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菊川駅の油脂庫

東海道線の菊川駅。
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取り立てて特徴もない田舎の駅で、駅舎も昭和30年代に流行った民衆駅の造りを今に伝えています。
最近では珍しい部類かもしれませんね。
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ロングシートの各停しかやってこない長閑なホーム、人影もまばらです。
苔むしたホームのレンガがよく似合います。
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近年、駅北にあった当地にしては規模の大きい鋳物工場が閉鎖となり、その跡地が再開発されています。
いずれこの駅も橋上化されて表情を変えてしまうかもしれません
そんな菊川駅ですが、跨線橋の下にこんな形の油脂庫が建っています。
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ドア上がアーチになっており、両妻もカーブしている形態はとても珍しいのではと思います。

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背面にも低い位置にアーチがありますね。窓をふさいだ跡でしょうか?
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資産標には昭和32年と記されていますが、漆喰の下からレンガが覗いているところやアーチが御影石でありますから、もっと古いものではないでしょうか?
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昔はどんな屋根が乗っていたんでしょうね。

春の日の電車待ちのホームで、あれこれ想像を巡らせるのも楽しいものです。
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by kitoudenki | 2014-04-24 23:19 | | Comments(6)
Commented by k-bem at 2014-04-25 02:34 x
お目が高い!良い物に気付きましたね。
漆喰の下はレンガとシンダーブロック、厚化粧してもバレますな(笑)
屋根も元はもっと凝ったデザインのように思うけどなぁ。
Commented by くるまや at 2014-04-25 08:25 x
先日、浜岡からバスで菊川駅に来て乗り換えましたが、油脂庫には気づきませんでした。
ホームの煉瓦積みは観察しました。
駅前には商店もなく、土産も買えませんでした。
再開発で街が変わります。
高山駅も工事が始まりました。
Commented by 城東電軌 at 2014-04-25 23:42 x
k-bem さん、怪しげな気配をぷんぷん発散させていたブツですんで、今回やっと取材に踏み切りました。
(今更ながら・・・・・)
それにしても原型の屋根はどんな屋根なんでしょうね。
防爆ではないから板張り金物葺とかではないと思うけど・・・・・(意外と)
Commented by 城東電軌 at 2014-04-25 23:45 x
くるまやさん、駅前は都市計画ですっかりきれいになってしまいました。
そして昔ながらの商店もきれいに消え去ってしまい、生活用品などは郊外型のスーパーへ、みなさん車で出掛けるようになってしまいました。どこの駅前も最近は似たようなものかもしれません。
それにしても菊川の場合は極端かもしれません。
Commented by 日本三大歩鉄 駿遠線 at 2014-04-27 07:59 x
怪しげな建物。蒸気機関車時代、この場所には、給水塔があったと聞いています。
上りの列車は、金谷に向かっての長い上り坂に備えていたわけです。菊川駅から東は、勢いを付けるために、一直線になっています。
停車時間も長いので、駅弁も売っていたそうですよ。当時、駅弁を売っていたのは、浜松・菊川・静岡・沼津の4駅です。
いろいろな歴史があるものです。
Commented by 城東電軌 at 2014-04-27 11:25 x
ご教示をありがとございました。
改めて調べてみましたら面白いことがわかりました。
これはどうやら1957年に、給水塔を改修して油脂庫にしたものらしいです。
(正し、こちらに残るには下り線用でした)
言われてみれば妻板のカーブがそのまま円周の外側に、レールに並行している部分が弦になる訳ですね。
なるほど面白い改造方法です。と言うよりそのままタンクだけ降ろし、屋根を載せた方が安上がりだったような気もするのですけど?????
(車両限界の関係か?)
なにはともあれ、貴重な東海道本線蒸気時代の遺構が残っている事が判り、また一つ勉強になりました。