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城東電軌

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栄枯衰勢・時は移ろい、紫煙は消えゆく

昨日の事ですが、日本専売公社浜松工場の専用線がその使命を終えました。
又、工場自体も1年後を目途に廃止になる事がアナウンスされております。
これで静岡県西部の民間専用線は、全滅した事になります。中東部にしても、富士と沼津に残るだけではないでしょうか?
(洩れている所が有ったら御指摘下さい)

当日は2時過ぎから、専用線構内に於いて式典が行われており、機関車には横断幕が掲げられ、敷地外からもその様子が伺えました。
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踏切には別れを惜しむ地元の方とファンの方が、最後の姿を目に焼き付けておこうかとその光景を眺めておりました。
やがて時間となり係員も踏切に立つと、ホイッスルに続いてエンジン音が聞こえてきました。
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レールセンターのスイッチャーがコキ2両を牽いて、ゆっくりと構内から出てきました。機関車のサイドにはありがとうの横断幕が掲げられていました。
通い慣れた道をゆっくりと踏みしめるように通過するコキのエンドには、これまた横断幕が掲げられていました。
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レールセンターへの分岐を渡り、新幹線の浜工への高架を潜り、専用線の列車は西浜ヤードへと向かい、いつしか視界から消えてしまいました。
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列車が去った後には、もう2度と転換する事の無い脱線ポイントが、温かな春の陽の中に役目を終えて休んでいました。
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踏切で待つ事暫し、ヤードからスイッチャーが戻ってきました。なんと、デッキには先程の横断幕が掲げられているではありませんか!
なんと粋な計らいでしょうか。
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もう2度と開通すること無い分岐を渡り、スイッチャーは本来のねぐらで有るレールセンターへと戻って行きます。
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そして金網の中へ。
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専売公社の門は固く閉ざされ、此処から車両が入る事は2度とないのでしょう。
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永い事ご苦労様でした。
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by kitoudenki | 2014-03-28 23:42 | | Comments(6)
Commented by k-bem at 2014-03-29 07:06 x
時代の趨勢で、こんな専用線も平安で居られなかった・・・寂しいね。静岡県はタバコ農家も多かったし、専売の工場の能力も大きくて珍しいタバコが売られてたのも、今は昔のはなし。
良いレポでしたね!
Commented by 城東電軌 at 2014-03-29 11:56 x
嗜好の変化がここまで企業の存続に影響を与える事もあるんだなと、今回は時の流れの大きさを感じずには居られませんでした。仰る様に当地は葉タバコの産地でもあり、専売制以前は民間のたばこ会社も多かったと聞きます。
(葉タバコは、子どもの頃はどこのウチでも畑の隅で栽培してたもんでした・・・・)
世の流れに段々付いていけなくなってきたかな・・・・
Commented by PUL-4 at 2014-03-29 22:29 x
・・・ウチもこうならないように、頑張らねば!!!
Commented by 城東電軌 at 2014-03-30 09:50 x
大鉄さんも皆で支援していかねばですね。
Commented by やぶお at 2014-04-02 08:26 x
城東電軌さん、こんにちは。
正直なところ、浜松にこのような専用線が今まで存在していたことを知りませんでした。
今回その姿を魅せていただきたいへんうれしい気持ちになっています。
27日が最終運転だったとのこと。
その曜日から予想をするのに、
やはり平日しか運転されなかった希少な専用線だったのでしょうね。

はじめ「JT」の二文字にピーンときませんでしたが、
むかし風でいうなら専売公社の専用線なのですね。
機関車はJRのロゴがついていながらも、
特に前面のラジエター周りにレトロ感がただよう、
DBスイッチャー・・・これはたまらないですね。
入口の門扉や弊にも昭和の香りが漂っています。

ふだん、たいへん地味な専用線ながら、
ファンや沿線住民に敬意を表したのでしょうか。
お話のように、機関車やコンテナ最後部につけた垂れ幕はなかなかのサービスでしたね。
Commented by kitoudenki at 2014-04-03 19:12
やぶおさん、浜松のこの専用線なのですが距離も短く地味な路線なのですが、西部で最後となる専用線ですので意を決して行ってまいりました。
短いながらもかつての専用線らしい風景が今に残る印象的な路線でした。
行ってよかったです。
東部に残る専用線も、沼津では明電舎んぽ沼津工場がありますが、運転が不定期でありますのでその姿をとらえることは中々困難そうです。